〈裾巾詰め　とは、〉
まず、裾巾とはパンツ裾の部分の幅のことです。
裾幅は詰めることができます。丈調整の機会に同時加工がお得です。
パンツの丈詰めをしたら裾巾が広がりシルエットが気になられたことはございませんか？
または、昔にあつらえて眠っているパンツを出して来たら、最近のパンツよりも裾巾が広いなんてことはございませんか？
そんなときは裾巾を詰めることができます。


〈裾幅直し 参考寸法について〉
裾巾は極端に詰めすぎると着脱に影響致しますので、お手持ちのお気に入りのパンツの寸法を参考になさるか、置き寸法で18～20センチくらいを目安になさってください。
　※裾幅17cm～裾幅18cm（かなり細目、ノークッション～ハーフクッション）細すぎる印象も
　※裾幅18cm～裾幅19cm（細目、ハーフクッション～ワンクッション）30代～40代の方が好まれる傾向
　※裾幅19cm～裾幅20cm（スッキリするが細くはない、ワンクッション）50代～60代の方が好まれる傾向
（足のサイズなどにより変わりますのであくまで参考です。）
裾巾置き寸法で何センチ仕上がり、又は片足一周何センチつめをご指定頂きますとスムーズです。


〈ダブル仕上げ とは〉
裾を折り返したお仕上げです。
カット端の処理は裾 ロックミシンをかけ、表に折り返す分量のヘム巾（折り巾）を計算し、裏側に二つ折りにして機械すくいミシンですくい、表側に指定かぶら巾（マッキン巾）分を折り返します。三つ折り・ジーンズ仕上げのように表にステッチの出ないお仕上げです。
メンズはかかとに”靴ずれ”という共布もしくは”靴擦れテープ”というアクリル素材の綾テープを縫い付けて補強します。

ダブルの幅（かぶら巾・マッキン巾）は3.5ｃｍ～4ｃｍが一般的ですが、ご希望にお答え致しますのでお気軽にお申し付けください。



〈印象や活用シーンについてのおすすめ〉
ダブル仕上げはシングル仕上げに比べてカジュアルな印象やスポーティーな印象になります。
しかしながらスーツにもダブルを好んで取り入れられる方も最近は多く見受けられており十分おすすめできるお仕上げです。
ダブル仕上げにすることにより、裾に重みが付きキレイなシルエットに見えます。そのためには少し丈を短めに設定することで足元のもたつきが無くなります。